断章-4-

自分探しは、皆なんらかの形でする。
僕もきっとここではない何処か、もっといい何処かを探していたんだと思う。
青い鳥を探す旅みたいに。
ドイツ人もそうだった。
この先どうやって生きていったらよいのか。
仕事はどうしようか?
果たして、こんな旅をしていて再び社会にもどれるのか?
これは、大きな問題だった。

僕が旅で得た一つの答えは
自分はちっぽけだという事と、
上には上がいるという事だった。
バイクで一人奥地に行き転倒して足を怪我し、歩けなくなり、
その道に次の車が通るまで三日間も木陰で助けを待っていた人。
そして気がついたら傷口には無数のウジムシ。
黄疸を抱えながら旅している者もいた。
長旅をし続けられるのは決して体が強い人だけではない。
弱い部分の様子をみながら自分と折り合いをつけながら旅している者もいるのだ。
むしろそっちの方が多かったりした。
そして、アフリカは広い。