ー 解説 ー
ピアノトリオ作『The Girl Next Door』のヒット、エッセイ集『白鍵と黒鍵の間に』の文庫化(小学館)など、近年多方面から大きく注目を集めているピアニスト南博が、自己のバンドMinami Hiroshi GO THERE!のニューアルバムをついにリリース!
前作『Celestial Inside』より約7年ぶりとなる今作は、全て南博のオリジナル曲で、そのうち7曲はCD未発表の新曲です。みずみずしく美しいメロディとハーモニーを奏でる南博の音楽がこれらに凝縮されています。
メンバーは結成以来10年不動の竹野昌邦(sax)、水谷浩章(b)、芳垣安洋(dr)。ジャズ界のみならず音楽界きっての実力派である4人が至芸のアンサンブルで素晴らしいバンドサウンドを構築します。
常に進化を続けるバンドの最新にして最高傑作です! |
ー アルバムタイトル「From me to me」について ー
我が尊敬する司馬遼太郎氏が、その小説群を、23歳の自分に当てた手紙と称することに少し便乗したタイトルだ。
まず、自分に向かってその想像力を投影し、その後、広く世間に発表するという意味を込めてことタイトルとした。
音楽は思想を表現しない。音楽を利用して自らの思想を広めた例はあるが、今回のCDとは関係ないことである。
どうか僕へのメッセージそのものが、他の人へのメッセージとなる事を信じたい。 [ 南博 自曲解説より抜粋] |
ー 南博(Minami Hiroshi) ー |
60年東京生まれ。86年東京音楽大学打楽器専攻卒。
'88年バークリー音楽大学より奨学金を得て渡米、91 年作曲/パフォーマンス課卒。
ピアニストとして、また作曲家として国内外のグループに客演、作品提供を行うほか、99 年よりイーストワークスから『three times one 』、『SONGS 』、『GO THERE! 』、『Celestial inside 』、『MINAMI-GO THERE! remix』、『Touches & Velvets (Quiet Dream)』、『Elegy』とコンスタントに作品を発表。
そして2008 年には初エッセイ「白鍵と黒鍵の間に」、CD『Like Someone In Love』と立て続けに発表し高評を得る。
扶桑社「en-taxi」(季刊誌)にて「六本線の五線紙 ―あるジャズピアニストの心的探訪 」を連載中。
2009年4/1二作目エッセイ『鍵盤上のUSA』を発表。
2010年3/24にイーストワークスからピアノトリオ最新作『The Girl next door』をリリース。
■Minami Hiroshi Official HP |
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−コメント− |
このバンドは、どれほどポエティックであろうと、リリカルであろうと、常に痛快感が失せない。 |
菊地 成孔 |
これはまさに「世界水準」のコンテンポラリー・ジャズだ。
世界中の心あるジャズ・ファンに、この作品が愛されることを心から望んでいる。 |
村井 康司 |
もう既に、何度聴いたことでしょう。
季節を見つめていたら時間が吹っ飛んだような...
本当に聴き入ってしまいます。 |
カヒミ・カリィ |
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ー Minami Hiroshi Go There! メイキング&ライブ映像 ー |
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