とびきりの「大人のイタズラ」と
ユーモアを道連れに、
アサエマの新たな珍道中が、
ここから始まる。

こぶし ジャケット写真
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2026年10月7日 発売

とびきりの「大人のイタズラ」とユーモアを道連れに、
アサエマの新たな珍道中が、ここから始まる。

アサエマ初となる「全曲歌入り」EP!!
女優の小林聡美をゲストボーカルに迎えた
昭和歌謡カバーも収録!!

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「こぶし」扇子

開けば、朝北珍道中。

「こぶし」扇子

弥次喜多ならぬ朝北(アサキタ)の二人が、
荷を担いで道を行く絵柄。
ツアーのお供にどうぞ。

価格
¥2,500(税込)
取扱
各ライブ会場にて販売

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Profile

プロフィール

ASA-CHANG エマーソン北村

ASA-CHANG エマーソン北村

1985年に東京スカパラダイスオーケストラを創設し、1993年の脱退後、1998年に「ASA-CHANG&巡礼」を始動。声を歌ではなく音として使う独特の世界観は日本のみならず海外でも非常に高い評価を受けるなど、パーカッショニストの枠に留まらず様々なフィールドで活躍する音楽家ASA-CHANG。1988年にJAGATARA、1989年にMUTE BEATへ加入し、以降EGO-WRAPPIN’、斉藤和義、シアターブルック、キセルなど数多くのアーティストと共に活動してきたキーボード奏者エマーソン北村。異なる場所でシーンを切り拓いてきた二人が組んだデュオユニット、「ASA-CHANG エマーソン北村」、通称〈アサエマ〉。ミニマルかつポータブルな編成で阿吽の呼吸による演奏を繰り広げ、“大人のイタズラ” を散りばめた中毒性MAXのステージは全国各地で話題を呼んでいる。

Liner Notes

ライナーノーツ

ASA-CHANGとエマーソン北村には、「こぶし」は回せない(苦笑)

「宮内くんには、この一文からライナーノーツを書き始めてもらいたいのです」と、ASA-CHANGからLINEが届いたのは、6月初頭のことだった。こういう無茶振りをたまに投げてくるのだ、この人は。一緒に送られてきたのは、“ASA-CHANG エマーソン北村”(略してアサエマ)の6年ぶりとなるニュー・アルバムの音源。そしてアサエマの二人が“弥次喜多”ならぬ“朝北”な旅がらすに扮し、堂々と赤文字で「こぶし」と書かれた、終戦直後の時代劇映画のポスター風なアートワークだ。

『こぶし』というアルバム・タイトルなのに、なぜ彼らには「こぶし」は回せないのか。これは禅問答か、謎解きか。いくつかの疑問を抱えつつ音源を再生してみると、1曲目から度肝を抜かれた。「エイリアンズ」のカバーをやっているのだ、ASA-CHANGとエマさんが。説明するまでもないが、兄弟時代のキリンジの代表曲にして、発表から四半世紀経った現在も国内外で数多くカバーされてきた名バラードである。だがどうだろう、ここでの「エイリアンズ」は、ピョコピョコ跳ねるような裏打ちのリズムが曲の描く世界をガラリと変える。そして、ASA-CHANGのどこか素っ頓狂な歌いっぷりと、エマさんの力の抜け切った歌声は、歌詞が切り取る風景に異なる視点を与える。たとえるなら、街灯に沿って歩く夜道に、動いてるんだか動いてないんだかわからないエロ本の自販機や、畑の片隅に何十年と放置され朽ち果てた誰かのセダン、隣人を執拗にディスる電波な貼り紙なんかを見つけてしまったような。原曲の中にもともと潜んでいた(であろう)歪みや狂気みたいなものが、ASA-CHANGとエマさんの歌声から不思議と浮かび上がってくるのだ。このプッと吹き出してしまうような異物感というか、心地よい居心地の悪さは、見知らぬ土地でふと感じる所在なさに似ている。ひょっとすると数多あるどのカバーよりも、「エイリアンズ」という言葉を文字通りの意味で表現しているのが、アサエマによるカバーなのかもしれない。

一見、ユルユルの骨抜きにしたようでいて、原曲の本質を鋭く突いてくる。この感覚、実は初めてじゃない。たとえば前作『エロス』収録の、スカのリズムにのせた「千の風になって」(秋川雅史)のカバーもそうだった。死んでも魂はそこらへんにふわふわ浮いてるよ~ってな具合の軽やかなアレンジのおかげで、あの曲のメッセージをより身近に感じられた。それは、本作2曲目の「トンネル天国」にも通じる。瀬川洋、山口冨士夫が在籍したグループ・サウンズのバンド=ザ・ダイナマイツのデビュー曲(1967年)のカバーだ。リズムボックスとタブラボンゴ、そしてキーボードだけで組み立てたすき間だらけのサウンドにのって、還暦を超えたアサエマの二人が“若いぼくらの でっかいハートには/夢がいっぱいなのさ”と高らかに歌い、“ドリーム!イエス!”とシャウトし合う。なんだろう、この清々しさと、文句のつけようのない説得力は。もしかしてこの曲の主人公って、オンボロ列車とガタピシ列車だったのかも?と考えると、アサエマの二人の歌により深い味わいを感じたりもして(失礼)。それにしても、前作の「ワンステップビヨンド」(マッドネス)のカバーでもその片鱗は窺えたが、エマさんの声が持つ(力を入れないことで生まれる)力は一体なんだろうか。あんなにも心を掴んで離さない“イエス!”のシャウトは、他の誰にも出せない。

そして今作で驚きなのは、3曲目「涙のかわくまで」に小林聡美がゲスト・ボーカルとして迎えられたことだ。小泉今日子が演出を手がけ、小林が歌手として舞台に立った “チャッピー小林と東京ツタンカーメンズ” でASA-CHANGがバンマスを務めた縁もあって、今回のフィーチャリングが実現した。この「涙のかわくまで」は、「アカシアの雨がやむとき」「くれないホテル」などの代表曲を持つ西田佐知子が1967年に発表したシングル。同年末の紅白歌合戦で歌われたものの、現在となっては知る人ぞ知る名曲といった感のあるこの曲をチョイスしたのは、歌謡曲に造詣の深い小林本人なのだとか。程よくねちっこい湿度を含んだ小林の歌いっぷりが、未練を断ち切ろうとする女心を描いた歌詞にぴったりだ。

続く「悲しくてやりきれない」(ザ・フォーク・クルセダーズ)は、コロナ禍に配信されて話題を集めたカバー。ASA-CHANGの朴訥としたトランペットと歌、エマさんによるダビーなサウンドがまっすぐ胸に刺さる。

そしてラストを飾るのは、唯一のオリジナル曲にして、1st『Debut』収録「ミリバールの歌」に続く替え歌シリーズの「CAFEしかくの歌」。過去にアサエマのライブを行ったことがある、葛飾区に実在する小さなカフェを題材にした歌だ。実はこの曲、私こと宮内が作詞を担当させてもらったのだ(ASA-CHANG&ブルーハッツ「敷島ブギ」に続き2度目の登板)。これもまたASA-CHANG得意の無茶振りなのだが、実際にCAFEしかくへ伺ってのんびり過ごしながら飲み食いして、店主のナオミさんと話して、地元の商店街もぶらぶら歩いて、見て、感じたことをそのまま歌詞にしたドキュメンタリー替え歌である。“坂本龍一が認めた鬼才”ことASA-CHANGにも褒めてもらったので、これからは“坂本龍一が認めた鬼才が認めた凡才”を名乗っていこうと思う。

さて、収録曲を今一度さらうと、今回すべてが歌モノだということに気付く。もともとはASA-CHANGのタブラボンゴとトランペット、そしてエマーソン北村のポータブルなキーボードとリズムボックスだけで構成するインストデュオとしてはじまった“アサエマ”である。マイペースに活動を重ねていくうちに、自然と歌がもう一つの大きなエレメントとなってきた。そして、凸凹な道のりを突っ走ってきた人生を刻み込むように、なんともいえない味わいが歌声の中に育まれていった。歌唱の技法としては回せてはいないだろうが、そこには確実にあるのだ。ASA-CHANGとエマさんの、それぞれの「こぶし」が。もはや、モンドでナードなムード音楽を奏でるユニットから進化・深化・辛化・針化を遂げつつある、ASA-CHANG エマーソン北村。すき間だらけのサウンドにのって、二人はこれからもどこか素っ頓狂な歌声で高らかに歌うのだ。若いぼくらの でっかいハートには/ドリーム!イエス!/夢がいっぱいなのさ!

文/宮内 健

Comment

コメント

脱力へ誘(いざな)うリズム、ASA-CHANGの朴訥な歌声、エマーソンさんの穏やかな鍵盤の音色、オリジナルを彷彿とさせる小林聡美さんの昭和歌謡チックなボーカル…。すべてが心地良いのです。
伊勢 浩和 THE SKA FLAMES
ASAエマの音は、『聴くマッサージ』あ゛〜って声が出ちゃうほど気持ちいい。エマーソンさんのふんわり暖かなラグのような鍵盤、ASA-CHANGの切なさの塊のようなトランペットとまさに朴訥な唯一無二の唄。二人の敏腕マッサージ師に、また全身をほぐされてしまう私なのであった。
田中傳一郎 歌舞伎囃子方
「これこそは、ASAさんエマさん浮世道中一里塚!」
中西レモン ぶらぶらしてる人
地球に降り立ったふたりのエイリアン、ASAとエマ。楽器を手に、電車に乗って旅に出た。あ、電車なんだ。ふと立ち寄った茶店のマドンナ・サトミに恋して、あっという間に失恋。僕たちは行かなければならないのさ。

哀しみを胸に旅は続く……と思いきや、お気に入りのカフェを見つけて、すっかり居座るふたり。大盛りご飯に瓶ビール。なにしてんのよ。

街でふたりを見かけたら、こう言ってあげてください。「たむろしてないで、早く旅に出て!」
山中崇 俳優
よくこんなんなりましたねー(褒めてます)
真城めぐみ ヒックスヴィル
コーヒーを飲みながら、ハイボールを飲みながら、聴いて口ずさんでジンとくる。もうアサエマ中毒。さぁもう一杯飲みましょ。
小林なおみ cafeしかく 店主

Tracklist

収録曲

  1. 01 エイリアンズ(Cover) 原曲:キリンジ 作詞 / 作曲:堀込泰行
  2. 02 トンネル天国(Cover) 原曲:ザ・ダイナマイツ 作詞:橋本淳 / 作曲:鈴木邦彦
  3. 03 涙のかわくまで (歌・小林聡美)(Cover) 原曲:西田佐知子 作詞:塚田茂 / 作曲:宮川泰
  4. 04 悲しくてやりきれない(Cover) 原曲:ザ・フォーク・クルセダーズ 作詞:サトウハチロー / 作曲:加藤和彦
  5. 05 CAFEしかくの歌 オリジナル 作詞:宮内健 / 作曲:ASA-CHANG, エマーソン北村
  6. 06 CAFEしかくの歌 (カラオケバージョン) オリジナル 作曲:ASA-CHANG, エマーソン北村

Credit

クレジット

Performance

  • ASA-CHANGTablabongo, Trumpet, Vocal
  • エマーソン北村Keyboard, Rhythm Box, Vocal
  • 小林聡美Guest Vocal

Staff

  • 安宅秀紀Recording, Mixing, Mastering Engineer
  • サリー久保田Design / Photograph
  • 宮内健Liner Notes
  • 横山泰久Director
  • 川端潤Producer

Release

作品情報

こぶし ジャケット写真
タイトル
こぶし
アーティスト
ASA-CHANG エマーソン北村
形態
3rd EP / CD(全6曲収録)
発売日
2026年10月7日
品番
AP1114
価格
¥2,000+税
レーベル
Airplane Label
JANコード
4542890011149

Discography

これまでの作品

エロス ジャケット写真

2nd EP

エロス

2020.4.22

Debut ジャケット写真

1st EP

Debut

2018.7.27