1stソロアルバム「ハイパータンゴ」で伝統的なタンゴの枠を超えた鮮烈なオリジナリティを発揮し、新世代タンゴ・ヴァイオリニストとしての評価を確立した喜多直毅が、さらなる一歩を踏み出したソロ第2弾。前作に引き続いて古典タンゴやピアソラの名曲に独自のアレンジで新たな生命を吹き込む一方、ピアソラのクラシック作品「タンゴエチュード」をタンゴ奏法を駆使したかつてないアプローチで演奏。さらに同じくピアソラ作の「オブリビオン」ではジャズピアニスト黒田京子とのデュオにより、即興性溢れる演奏を聴かせる。また小松亮太門下の若手バンドネオン奏者・早川純とのデュオで現代タンゴの傑作「ALLER ET RETOUR II」(モサリーニ作曲)を収録したことも注目される。 |