PEACH BLUE



万琳はるえ (Vocal)、内海利勝 (Guitar)、長洲辰三 (Guitar)、永本忠 (Bass)のオリジナルメンバーと、今回は参加が叶わなかった吉岡貴志の代わりにゲスト参加となるヨコタロウ (Percussion)、以上がPEACH BLUEのメンバーである。


内海利勝(Guitar)

言わずと知れた和製ロックの草分け的バンド、CAROLのオリジナルギターリストである。

Airplane Labelより4枚のアルバムをリリースしており、Vintage Gibsonから放たれるブルージィーで枯れたトーンがサウンドに深みと豊かさを与えている。

「新しいピーチブルーの世界を是非楽しんで欲しいです!何が変わったかは、あなた次第!」(内海利勝)


長洲辰三(Guitar)

宇崎竜童Bandや友川カズキの下でギターを弾いていたキャリアの持ち主であり、PEACH BLUE以外でも内海とはDuoでライブ活動を共にし、阿吽の呼吸とも言える抜群のコンビネーションは本作品でも聴き所の一つである。

「え... 時間(とき)を超えて、たどり着いたとは思わないが、想い出の時間(とき)も良いものかなぁ... あぁ、恥ずかしい!」(長洲辰三)


永本忠(Bass)

古くは山岸潤史、石田長生とのSooo Baad Revue、ジョー山中 & ザ・ウェイラーズ、桑名晴子のバンドで活躍してきた名ベーシスト。

「変わらなくて良かった事、変わって良かった事、以前との変化を感じて貰えれば幸いです!」(永本忠)


ヨコタロウ(Percussion)

本来はギターとマンドリン奏者であり、作曲、編曲家として様々なアーティストへ楽曲提供、万琳はるえのユニット作品LUFTでもギターリストとして参加している。

「レジェンド達の宝物のような音が沢山詰まったアルバムです。是非聴いてください!」(ヨコタロウ)


万琳はるえ(Vocal)

古くは故寺山修司率いる天井桟敷にてヴォーカリストとしてキャリアを積み、Airplane Labelの代表Jun Kawabataとの出会いにより同レーベルでの多数の作品に参加、ここ最近ではドキュメンタリー映画のカメラマンとしても活躍している。

「私たちの音色が移り変わる空を描くように皆さんに感じて聴いてもらえたら最高です」 (Marin Harue)


永井一正

ジャケットの表紙を飾るのは、グラフィックデザイナー
永井一正氏(1929年生)の作品。1970年の札幌冬季オリンピックの公式マークをはじめ、大手企業のシンボルマークやポスターの名作も数多く制作してきた日本のグラフィックデザイナー界の重鎮であり、92歳の現在も日々新たな創作を続けている。 2015年、Airplane Labelは自社のイメージポスターのデザインを念願の永井氏に依頼、無事了承を得て記念すべき第1号ポスター「空飛ぶゾウ」が制作された。その後2019年まで依頼は続き、計12枚のポスターが制作されることになるのだが、その中の「鳥の囀り」シリーズ(2018年)の1枚が今回のジャケットとして展開されることになった。


Jun Kawabata

本作品のプロデュース、また Piano & Synthとして参加している。Jun KawabataはAirplane Labelの主催者でもあるが、音楽プロデューサーを軸に、キーボーディスト、作曲、映画プロデューサー、映画監督、写真家と、幅広い分野で活躍している。

「今回、吉岡さんは参加できなかったのですが、このバンドメンバーをを引き合わせてくれたのは吉岡さんでした。」
「みんないいメンバーです。」
「吉岡さんのセレクトは抜群でした。」

「ヨコタロウはギタリストなのですが音楽的感がよく空間をだいじにしてくれます。」
「パーカッションをやってくれました。」
「生カキが好きです。」

「辰三さんのライブを初めて見た時、ギターのアウトをアンプにダイレクトにバシッとつないでいるのを見て、シンプルで男らしいなと思ったものです。」
「『荒野の侍』のようなギターです。」

「忠さんはいつも穏やかです。」
「ベースに人柄が現れています。」
「トレードマークはキリンです。」
「今回、リズミックな曲の位置どりなんか流石です。」

「うっちゃんと初めて会ったのはマリンハルエのソロアルバムの制作時でした。」
「吉岡さんが『いいんじゃない』と言ってスタジオに連れてきてくれたのです。」
「寺山修司の『東京地図で紙ヒコーキを折る』をギブソンのアコギで内海節で弾いてくれて涙がでました。」
「キャロルのギターだと聞かされていたのでみんなで皮ジャンにリーゼントで出迎えるかと話合っていたのですが、うっちゃんはなんとスラックスで現れました。」

「マリンハルエは色々なスタイルの声があるのですが、このアルバムでうまく定着した歌となりました。」
「さすが20年の時かな。」(プロデューサー 川端潤)