1918年4月1日生まれ。
41年に日活に入社後、美術監督作品は200本を超える日本を代表する美術監督。『海の呼ぶ声』(45)で美術監督としてデビューし、鈴木清順監督の『けんかえれじい』、『東京流れ者』、『肉体の門』をはじめ『陽のあたる坂道』、『紅の拳銃』等、日活作品の他に伊丹十三監督『タンポポ』、篠田正浩監督『少年時代』、熊井啓監督『千利休・本覚坊遺文』『深い河』、鈴木清順監督『ツィゴイネルワイゼン』、林海象監督『夢見るように眠りたい』等を担当。その美術は斬新かつ柔軟。
近年では、鈴木清順監督『ピストルオペラ』(2001)、熊井啓監督『日本の黒い夏-冤罪-』(2002)、『海は見ていた』(2002)、山田勇男監督『蒸発旅日記』(2003)を手がけた。91年、『式部物語』が第14回モントリオール世界映画祭で最優秀美術貢献賞を受賞。その他、元キャロルのギタリスト内海利勝のショートムービー『街』(2003)や、『夢幻彷徨』(2004)では監督としてメガホンを振るう。さらに、黒木和雄監督『父と暮らせば』や『シベリア超特急』、そして、プロダクションデザイナーとして鈴木清順監督の『オペレッタ狸御殿』(2005)。
そして再び、自身監督作品『OLD SALMON 海をみつめて過ぎた時間』(2006)、今作は3作品目となる。
また、本年、黒木和雄監督『紙屋悦子の青春』の美術等で、毎日芸術賞特別賞を受賞した。
○美術監督○映画美術監督○映画評論家○日本映画美術監督協会顧問
○日活芸術学院学院長○日本映画美術協議会審査委員長
○日本アカデミー賞最優秀美術賞受賞○毎日映画コンクール美術賞受賞
○勲四等旭日小綬賞受賞○日本ペンクラブ功労賞受賞 |